Blue : 008 
ホストも捨てたもんじゃない
新宿の歌舞伎町すぐそばの西武新宿線にはペペがある。という事は歌舞伎町のいろんな人がペペを利用するとも考えられる。そうなのだ!ペペの中にある無印良品で買い物をしようと、私は地下からエレベーターに乗り込んだ。1階で見るからに「なまホストだ〜!」と思われる二人の男性がエレベーターの中へ...。若いと思うが見た目で歳はよくわからない。先輩と後輩?それとも社長とホスト?まあ、どちらかであろう。
老若男女、身分もなにも関係なく乗れるエレベーター、しかも面識もなく降りたら二度と会う事もない人同士のエレベーター、なのにホストと思われる二人は最後の人が乗り込むまでドアが締まらないように押さえていて一番最後に「失礼します」と律儀にそして丁寧に挨拶をして乗り込んだ。コレ、かなり好感度でしょう!
エレベーターは2階で止まり、ちょっとお年を召された女性が乗り込んできた。ホストと思われる二人は「大丈夫ですか?」と声を掛け、若いホストがエレベーターの外に出てその女性が乗り込むまでドアが締まらないように押さえている。その姿を見て、「なんてホストは礼儀正しいのだろう。そのお店は教育がしっかりしているんだな〜」私は胸が温かくなって、素敵な映画のワンシーンのように感動した。ひどい若者もいっぱいいるし、ひどい大人もいっぱいいる。気分が悪くなるような事件のニュースも毎日のようにテレビから流れて来る世の中で、こんな素敵な光景を見ることができて良かった。こういうホストが歌舞伎町にいるというのは将来もまんざらじゃないかもしれないな〜。
その二人のホストは私が降りる時にまだエレベーターの中にいたので、きっと上の階にある100キンに行ったに違いない!そして、二人のホストが働く店はきっといい店なのだろう!
ホストも捨てたもんじゃない!
Blue : 007
驚異の目覚まし時計!
いつだったろうか?十数年前にGショックブームが巻き起こった。そうだ1990年代、ミーハーの私はしっかりGショックブームにハマっていた。新宿のヨドバシカメラに朝から並び、原宿のショップで定価よりも高いGショックを買い求め、大阪に行ってまで探しまわり、部屋にズラリとコレクションしていた。そんな青春のあかしのGショックたちは、
今では押し入れの片隅で段ボールに閉じ込められ眠っている。何年か前までは遠くから小さな音でピッピと聞こえていたが、さすがに電池も切れてしまったのだろう...ひっそりと存在を消している、そして記憶からも消えようとしていた。なんであんなにGショックに燃えていたのだろう?流行に踊らされる自分の心、全く理解不能だ。
ところが、妙に最近気になるGショックのなごりがある。友人とノリで買ったGショックにそっくりなCASIOのPROTECTIONという目覚まし時計、唯一の現役で活躍しているGショックのなごり。頑丈なゴッツいボディに、何がなんでも起こしてやるぞ!と言わんばかりの電子音、5分間隔でいくら止めても鳴り続ける...目覚ましとしては
大変デキのいい時計である。毎日あきもせず私を起こし続けるゴッツい時計には敬意を表したいが、いつ電池を取り替えればいいのか最近気になって仕方ないのだ。確か、買って2年もしないうちに電池を交換した記憶はあるがそれから一度も交換していない。かれこれ10年は経つだろう...。どんな電池だったかも忘れてしまったので
ドライバーでネジネジして裏蓋を開けてみると、単三電池が1個。たった1個の単三電池で10年以上動き続けるなんて、これぞ「驚異の目覚まし時計!」はたまた「驚異の単三電池!」どちらにしても、あまりのご長寿ぶりには脱帽である。いったいいつまで電池が持つのだろう?こうなったら記録更新だ〜、何年でも動き続けて欲しいものだ。
毎日愛情込めてこの「驚異の目覚まし時計」に接して行こう!かしこ...。
Blue : 006
チャーちゃんのカタカナ
私は「チャーちゃん」と回りから呼ばれている母と同居している。チャーちゃんは超せっかちで歯に衣を着せない白黒ハッキリした大変インパクトのある母である。それだけにハートが熱く人のために心からつくすのである。言葉だけ聞いていると強そうに見えるチャーちゃんは、誰よりも寂しがりやで本当に優しい、そんなチャーちゃんにお礼をしたいと思っていた。渡辺えり&浅丘ルリ子の舞台に行きたいと以前聞いていたので、2月14日の「恋はコメディ」のチケットをペアでプレゼントした。バレンタインデーに愛するチャーちゃんへのプレゼント...そうとう気に入ったようである。あ〜良かったなぁ(と、なんだか心温まるイイ話しと思い気や!)。チャーちゃんはこういう時に必ず美味しいネタを私に提供してくれるのである。
ところで、タモリの「ジャポニカ」という番組や糸井重里の「言いまつがい」を知っている人はどれくらいいるだろうか?チャーちゃんはまさに言いまつがいの宝庫である。2月14日の夜、チャーちゃんの興奮気味の話しを聞いていたら「恋はコメディ」の様子を一生懸命伝えてくれようとして、「渡辺えりはこうだった、ルリ子は可愛い、秋吉久美子はキレイなのよ〜、若い男の子なんだっけ?デニーズの子よ!!!」(?)。チャーちゃん、それを言うならジャニーズでしょ(笑)。そりゃ〜も〜腹筋が痛くなるほど笑ってしまった。チャーちゃんにとってのカタカナは口から言葉として出て来る間に変換されてしまう。それがカスっているだけにツボにハマるのである。
そう言えば この間も、朝思い立ったように「ちょっと、アムアムに言って来る!」と言って出かけて行った。アムアム?その時はピンと来なかったが考えてみれば...それは、ampm(エーエムピーエム)という名のコンビニの事だった(大笑い)。チャーちゃん、その可愛らしさ大好きです、いつまでも変わらず大爆笑の渦の中でで健康でいてくださいネ。かしこ...。
Blue : 005
大人と肉まん
♪セブン・イレブン・イイ気分♪って、私はセブンイレブンの肉まんが大好きだ。
今じゃ、季節がどうなっているのかわからないが、残暑がきびしい9月と言えどもセブンイレブンのカウンターに目をやれば、肉まんの蒸し器が置いてある。
末端冷え性の私は、たいてい真冬の寒い日に肉まんを買っては両手で包み込み、「あったか〜い、あちっ!あったか〜い」と事務所への道のりを歩いていくのである。そして、席につくなり、かぶりつく!そういう冬の日々が続くのだ。
毎年、新商品の○○まんが発売されるが、前シーズンのセブンイレブンにあった「大人のジューシーまん」は、私のお気に入りで、昨日も今日も明日も「大人のジューシーまんをください!」と、そればかり買っていた。また。セブンイレブンのなんとかまんと言うネーミングがいいではないか。「大人のジューシーまん」なんて、ジュワっとしみでる濃い味がたまらなく私の口を満足させる。
と...ある日、たまには違う味の肉まんを試してみるか!と、蒸し器をジ〜っと見ていたら...、とんでもない文字が目に入ってきた。
「大入ジューシーまん」という文字があるではないか!今まで「大人(おとな)のジューシーまん」と読んでいた肉まんの名前は「大入(おおいり)ジューシーまん」だったのだ!!!
何十回となく、そのセブンイレブンで私の口から出た「大人(おとな)のジューシーまんをください!」は言いまつがいだったのだ。しかし、店員さんは言い直しもせずにいつもその肉まんを包んでくれた。ありがとう...と言いたいけれど、ハッキリ言って超はずかしい(赤面)。
そして、今年のセブンイレブンのカウンターの上にある肉まんの蒸し器には「大入ジューシーまん」が売られていたのである。かしこ...。
Blue : 004
阿久悠という作詞家。
8月・・・ラジオから「作詞家で作家の阿久悠さんが死去。」というニュースが流れた。阿久悠という名前といくつかの歌は一致する。そしてなんとなく心にぽっかりと穴があいたような感覚だけが私の中に残っていた。
TVのワイドショーは、比較的長い時間を使って阿久悠さんの生い立ちから数えきれないほど手がけたヒット曲の紹介をしていた。そして、追悼番組などの特番まで...。
私は特番を録画した。半永久保存のつもりで。ニュースを聞いた時の心にぽっかりと穴があいた感覚は、特番を見た時に理由がわかった。それには子供の頃から過ごして来た「私」がぎっしりと詰まっていたからだ。
番組で紹介される「この歌も、次の歌も、どの歌も...えっ?これも阿久悠の作詞だったの?」というほど、私の「あの頃」が一気によみがえり、「あの頃」には気づかなかった時代の動き、流行や社会情勢まで浮かび上がってきた。阿久悠という人に私のミーハーを育てられたようなものだ。ピンクレディなんざぁ、今でも振り付きで歌えるぞ!って、実際カラオケで歌ったことがあるし...。ピンクレディ全盛の時は、学校での休み時間や放課後に「どっちがミーで、どっちがケイね」なんてピンクレディごっこを毎日のようにやっていたのをリアルに思い出せる。
おまけに特番では当時の歌番組が流れているが「ザ・ベストテン」「ベスト30歌謡曲」など、娯楽にも活気があってイイ時代だったんだな〜、と思わされる。おっ!そんなふうに感じる私は、ずいぶん年をとったという事か?
最近、忘れていた「あの頃」が...、そして今聞いても頭の中で自分の心のアルバムが次から次へとめくられていく、阿久悠作詞の私の名曲アルバムだ!訃報をニュースで見たり、特番を見た人で私と同じように感じた人は沢山いたのではないだろうか!?
私はいい時代に生まれてこれた事をあらためて感じさせてくれた阿久悠に感謝の気持ちでいっぱいである。昭和の代表・流行の代表である阿久悠さん、本当にありがとう!
今度のカラオケは「阿久悠ヒットメドレー」であることは間違いない!
Blue : 003
下北沢でコロボックルになった...。
駅ホームでのアナウンス(駅員さん)「電車とホームの間が広くあいているところがありますので、お気をつけください〜」
下高井戸に住んでいた私は、「今日グイッと行く〜?」を合い言葉に下北沢で仲間と酒盛りをしていた。
この世のものからなくなって困るものは何?と聞かれたら「そりゃ、酒!酒に決まっとるでしょう」そう答える私である。
そして下北沢は気を使わずにゆるりと飲める本当にいい街だ。飲んで、喋って、笑って、泣いて、へたくそだけど歌って...。さんざん飲んでニヤニヤしながらいい気分で帰りの電車に乗り込むのだが、終電も近くなるとホームは、人・ひと・ヒト、どれが列になっているかもわからない人の群れなのに電車のドアが開くと、異次元の世界に引き込まれて行くように抵抗もできず電車のドアに向かって押し込まれて行く。
突然、何が起きたのだろう?私のからだは名探偵コナンのように小さくなってしまい、自分の目の高さが前の人のヒザの裏ではないか!私の身長は30センチほどになってしまったのである。
一瞬、時間が止まって音も空気の動きもなくなり、まわりの人も固まったように動きが止まった。
そういえば、北海道の恵庭出身の友人がいつだったか話してくれたっけ「北海道にはコロボックルがいっぱいいるんだよ〜」と...。
身長167cmの私が、今じゃ30cmくらいの小さなからだ、神様は私をコロボックルにしてしまったのですか?「どうして〜!」ほんの数秒のはずが、物凄く長い時間が流れたような気がしていたら、いきなり若い男二人に両脇をかかえられた。大学生かな?おおおっ両手に花ってあーた!宙に浮いた...と思ったら一気に身長167cmの私に戻っていた。そのまま電車の中に吸い込まれて、あっという間にドアが閉まった。
う〜、まわりの視線が痛いぞぉ「そんなに私を見ないで、お願い!なぜ、なぜなのぉぉぉ」
落ち着け、どうなってしまったのだ(回想シーン)。顔が熱くなってきた...。だれかこの電車から一刻も早く私を降ろして〜!!!あのコロボックルになってしまったはずの時間、 なななんと電車とホームの間にハマってしまっていたのである。逃げ出したいけど、電車はぎゅーぎゅー詰めまわりのお方の視線は笑いに変わりつつある。 助けてくれた大学生はもう他人様になっている、神様どうかこの時間だけでも私をコロボックルにしておくんなせぃ!にゃ〜、早く電車を次の駅に連れてって〜(泣笑い)。
Blue : 002
正兵衛さんのひとこと...。
正兵衛さんとは...私の父上さま、鹿児島生まれの自分を薩摩はやとじゃ〜と言ってのける超真面目人間、そして人にはとくに厳しいお方。
久しぶりの実家でのこと。家族3人水入らずで何をしゃべる?そりゃ〜もうたわいもない話にキマッテおるじゃろうが...。
私は母上さまとしゃべってはニコニコ、話に割り込む父上さまにもニコニコ、そこに割り込む母上さまが、美味しいシナモンアップルティーがあるから飲まない?と申してきたので、そりゃ〜美味しそうだ飲みましょう!と私が答えると、
正兵衛さんがひとこと
シナモンなんてしらんもん
お、お、お父上さま、今のはギャグですか...?しかし、父上さまの顔はいたって真面目。こういう場面が最高に面白いのよねぇ。正兵衛さん、あなたは最高の父上さまでございます。
Blue : 001
下町の犬
犬を飼っている人はみな「ウチの犬が一番可愛い!」そう思っているに違いない。どんなにヘチャムクレであろうが、メタボリック犬であろうが、はたまた雑種だろうが高級血統書付き犬だろうがみな可愛いはず。よその犬に舐められると「ウッ、キモイ」なんて思ったとしても、「ウチの犬」に舐められたところでそれほどイヤな気分にはならないものだ。まったく、バカな飼い主である。
そして、私も間違いなくそのバカな飼い主のひとりなのだ。 犬は可愛いが散歩が面倒、そんな人はそこら辺にたくさんいると思うが、散歩をすると満足そうな顔をして大人しくなる事を思えば「ちっ、ウチの可愛いお犬さま、しゃ〜ないのぉ」と気が乗らなくとも散歩へ出かける。 春なのに〜、寒い寒い「春」はいつから「春」になるのだろう?そんな事を考えながら「ウチの犬」にひきずられ散歩をしていると「ウチの犬」のミョーな動きに目は釘付けになった。斜め歩きというか、斜め走りというか、昔どこかで目にした走り方ではないか。 おうおう、記憶が蘇ってきた。
俳優で画家の片岡鶴太郎がまだお笑いだったころ、「マッチで〜す」なんて言いながらモノマネらしき事をやっていたが、時には漫談というのかオモシロネタを話していることもあった。その中で犬を題材にしていたのが「都会の犬はまっすぐ前を見て歩く」が「下町の犬はキョロキョロしながら金ちゃん走りをする」...と。
ウ、ウ、ウ、ウチの犬はまさしくその〜金ちゃん走りをしているではないか。なんかちょっとサビシいな〜(気を取り直して...)金ちゃん走りでケッコウ、それがまたオチャメ、決して下町の金ちゃん走りをする犬であったとしても「ウチの犬」が一番可愛いのだ。 よその犬の飼い主さま、おたくの犬は都会派?それとも下町派?(笑)

